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学校歯科検診での用語についてと、小児歯科からのお願い

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むし歯、歯周病について

小児歯科、矯正歯科について

こんにちは。住岡龍一です。

コロナウィルスの中でも、学校や幼稚園、保育園などでは内科・歯科検診が実施されており、歯科検診の結果の用紙を持って帰ってきていると思います。

 

学校の歯科検診では

○  むし歯はないか

○  歯に歯垢(プラーク)がついて歯ぐきが腫れていないか

○  歯並びや噛み合わせに異常がないか

○  アゴの関節に異常がないか

などを調べます。

 

学校歯科検診の結果の用紙にこんな用語が記入されていませんか?

CO・・シーオー : むし歯になりそうです

C・・シー : むし歯になっています

GO・・ジーオー : 歯ぐきに少し炎症があります(歯肉炎のなりかけです)

G・・ジー :歯ぐきの炎症がひどくなっています(歯肉炎です)

 

Cは虫歯の治療が必要です。

COは歯磨きのやり方の改善や、フッ素の応用で経過をみていくことになります。

 

GOやGは歯茎の病気です。

歯磨きがきちんと出来ていない、もしくは

歯磨きはしているけど、歯ブラシが上手く当たっていない状態が長く続いている

 

という結果、歯周病菌が歯の周りで増えてしまい、歯肉炎になっています。歯肉炎のまま放置していると、10代から20代でも歯周病が進む方もいます(遺伝的に歯茎が弱く、家系的に強い歯周病菌がいるなどの理由です)。若年で歯周病が進むと、若い時から入れ歯を使う必要が出てきます。

 

GやGOと記入されている結果をお持ちのお子さんには、歯科医院では磨きにくい場所のブラッシング指導をいたします。何回か歯磨きの練習に来てもらう必要があることが多いです。

 

「磨いている」から「磨けている」に歯磨きを改善できると、将来の口の中の安定にも繋がります。

 

むし歯は自然に回復することはまずありません。歯肉炎は磨き方を練習しないと改善が難しいです。

 

出来るだけ早く歯科を受診をしてそれ以上の進行をくい止めていきましょう。

 

ただ、『受診前に注意して頂きたいこと』があります。

◯「・・」へ行こうなどと、嘘をついて歯科医院に連れて来ないでください。

◯「何もしないから」「見るだけだよ」などは言わないでください。

◯ご自身の歯科医院で受けた痛かった体験話などで怖がらせたりしないでください。

◯「言うことをきかないと注射してもらうよ」

「良い子にしていないと歯を抜かれちゃうよ」

などのお子さまを脅かすようなことは言わないでください。

 

無意識のうちに、子どもを歯科に連れていくために言ってしまいがちなことだと思いますが気をつけてください。

お子さまには、何気なく「歯を治しに歯医者さんへ一緒に行くよ」と簡単なお知らせに留めて来院していただけたらありがたいです。

当院では、怖がるお子さんであってもステップを踏んで練習をして治療が出来るように行っていきます。決して、嫌がる中で、無理矢理押さえつけた上での治療は行いません。

 

歯科治療も他の事と同じく、少しずつ慣れて頂き歯科治療を受けられる態勢を整えていきます。

治療が終わったり、治療までできなくても歯磨きが上手に出来た時にはお子さんをたくさん褒めてあげてください。たくさん褒めていただけると、次のステップへ進みやすくなります。

お子さんの口の中について、気になることがある方は、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご連絡ください。

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