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乳歯から永久歯への生え変わり
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小児歯科、矯正歯科について
こんにちは。住岡龍一です。
学校での歯科検診の時期になります。
今年も、4月に東大寺学園中学・高等学校、5~6月に木津川市立加茂小学校、恭仁小学校、愛光かぶと台こども園の歯科検診に伺う予定です。すでに検診を終えた学校もありますが、むし歯や歯肉炎という病気の治療が必要な子や、歯並び噛み合わせで気になる子も多いです。歯並び噛み合わせに関しては、骨格的な問題のケースもあります。その場合は、歯科矯正治療が医療保険で適応になることがあります。(当院では保険治療での歯科矯正はできないので、紹介させていただいております)
昭和平成時代と比べて子どものむし歯の総数は国の統計で減少傾向ですが、むし歯になる子は少なくはないです。体の成長や将来的な健康状態に影響する口の中の環境をできるだけ保っていただきたい、どうすればより良いのかと日々考えながら診療に取り組んでいます。
乳歯の生え変わる時期は保護者の方にも意識しておいて欲しいです。
乳歯から永久歯の生え変わりは、多くは下顎の前歯から始まり、上下の第一大臼歯(6歳臼歯のことで、乳臼歯のさらに奥からはえてきます)、上顎の前歯、それから側方歯群(犬歯〜小臼歯)へと移行していきます。
12歳臼歯という第二大臼歯の萌出完了は14歳ごろになることが多いです。12歳臼歯まで生えると、全ての歯が永久歯になります。
いずれの歯も生えたての歯が最も弱く、虫歯のリスクは非常に高いです。歯の質が弱い状態のため、すぐにむし歯菌が作る酸に負けてしまい、むし歯ができてしまいます。
虫歯を予防するために、一番大事なのは、日々の歯磨きです。歯磨きの時間が短めの子は、むし歯や歯肉炎になります。
どれくらいの時間や磨き方で歯を磨き切れるのかということは、歯科医院での歯磨き練習でつかんでくれると良いと思います。
乳歯と永久歯が混在する時期は、歯ブラシがあてにくく磨き残しが出やすいため、できる限り仕上げ磨きを行ってもらえるとむし歯予防になります。
当院の小児歯科では、ご自身の普段使用している歯ブラシで歯磨き練習、歯のクリーニング、高濃度のフッ素塗布を基本として行いむし歯予防を行っています。
歯磨きの練習を行うと、どれくらいの時間でどのような磨き方をすれば磨き残しがなくなるのかがわかるようになります。歯石がついている子は大人の方と同様歯石を取ります。その上で、歯の表面を磨き上げます。そしてフッ素を塗りこんで、歯の質を向上させます。
また、奥歯の溝が深い方は、シーラントという予防処置を行うことで、むし歯になりにくい環境を整えることもしています。
乳歯や生え変わりでお困りの方は、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までお気軽にご相談ください。