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歯の一生、虫歯の治療は何回くらい治療できる?
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むし歯、歯周病について
口の変化
こんにちは。住岡龍一です。
今回は歯の一生の話になります。
歯は何回くらいむし歯に耐えられるのでしょうか?
歯の内部は弱い組織のため、むし歯の進行期では治療をしないとどんどん進行してしまいます。
1、むし歯が小さい時は、プラスチック系の素材であるコンポジットレジン(CR)を詰めます。
2、コンポジットレジンの詰め物の隙間からむし歯ができてしまった時、その大きさや場所により再度コンポジットレジンになるか、型取りをした上で装着する銀の詰め物インレー(今は、保険治療でも白い詰め物も装着できます)を装着します。
3、コンポジットレジンやインレーの隙間から、またむし歯ができ、不幸にも歯の中心方向(神経の方向)へのむし歯菌の侵入が多い時は、歯の神経をとり、被せ物(銀歯、白い被せ物)を装着します。
4、さらに被せ物と歯の根の隙間からむし歯ができてしまうと、抜歯になるケースが出てきます。
神経をとる治療をしないといけなくなると、その後の歯は徐々にもろくなっていくため、銀歯の再治療は多くても1~2回しかできません。
→ 神経をとった後は、20〜30年しか持たないケースがほとんどです。
歯を抜かざるをえない状況は、
歯が割れてしまったり、歯を支える骨が溶けてしまい、歯がぐらぐらしたり、歯茎の奥深くまでむし歯が進行したりしたときになります。
歯の寿命を伸ばすためには、むし歯の再発を早期発見、管理・治療をしていくことが重要になります。
隙間に細菌が入り込まないようにすることで歯の寿命を伸ばすことができます。
一番大事なことは、家でのホームケアになります。
詰め物や被せ物をした歯は、その境目をとにかくキレイに時間をかけて磨くことが最重要です。
もともと、むし歯ができたところは、何か弱る原因があるはずです。今までと同じ磨き方をしていても繰り返しむし歯ができ、歯がもたなくなってしまいます。
歯ブラシに加えて、フロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシ、洗口液(うがい薬)等、ホームケアでしてもらいたいことを当院ではその場所に合わせて説明しています。
その上で、リスクに応じた定期検診が重要です。
自分で歯を磨いても限界はあります。
しっかりと歯磨きができている方でも、歯ブラシの届かない歯茎の中に細菌の塊(バイオフィルム)が形成されます。
バイオフィルムはうがい薬で除去はできないので、歯科医院での歯のクリーニングで除去する必要があります。
また、自分では気づかないような虫歯が見つかることもあります。
歯がむし歯にならないよう、歯の神経をできるだけ保存し、歯を長持ちさせられるよう、歯の神経を取らざるをえなかった歯を長くもたせていけるように、住岡歯科医院で一緒に頑張りませんか?
歯を長く保つことに関しては、京都府木津川市 JR加茂駅前すぐ 住岡歯科医院までご相談ください。