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口腔機能発達不全症・・・?

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小児歯科、矯正歯科について

こんにちは。住岡龍一です。

口腔機能発達不全症の子どもが増えています。
口腔機能発達不全症とは、「食べる」「話す」「呼吸する」といった基本的な口腔機能が、自然にうまく発達しない子どもの状態です。
すりつぶせないため、丸呑みで過食になり肥満につながったり、栄養素の吸収が進まず成長の遅れにつながったり、タブレット端末と向き合う時間の増加から猫背になり口呼吸になり、ひどいむし歯や歯列不正に繋がる等いろいろな問題が起きています。

小さい時の食育がより安全な方向に進んでいるため、口腔機能発達不全の子どもが増加しているのではないかと考えられています。

大きなものをより細かいより柔らかい食形態が増えているため、前歯を使わず、奥歯でしっかりと噛みくだくことが出来ない、舌や唇、手指もものをうまく食べるために動かしきれない、ようです。

お子さんが、ローソクの炎を吹き消すことや、スイカの種をうまく吐き出すこと、風船を膨らませることはできますか?

多くの人にとっては当たり前にできる色々なことが、できない子どもが増えています。
歯列不正、咬合不正も増えています。

完全な解決方法はまだわかっていませんが、食育に関して、安全の範囲内で、昔のやり方を取り入れることがよさそうです。

手づかみ食べの時期にしっかりと手づかみ食べをさせる
前歯を使えるような大きさの食べ物を小さい時から食べさせる(硬さはその時の発育による)
奥歯でよく噛まないと食べられないような硬さのものを徐々に食べさせ、咀嚼回数をとにかく増やすようにうながす

キシリトールガムをおやつに取り入れ、10分以上咀嚼させる
吹き戻しで遊ばせたり、風船を膨らませたり、口笛の練習、風船ガム、にらめっこ等口を使った遊びを積極的に行うと良いのではと考えられています。

正解は分かりませんが、解決策の一つにはなると考えます。

食べるのが遅い、飲み込みにくそうなことがある、ポカン口、むし歯や歯列不正等気になることがある等、口腔機能発達不全を疑われる方は、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。

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