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あいうべ体操って?

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口の変化

小児歯科、矯正歯科について

こんにちは。住岡龍一です。

あいうべ体操ということを聞いたことはあるでしょうか?

あいうべ体操とは、舌の筋肉(舌筋ぜっきん)をはじめ、口の周りの筋肉が鍛えられる体操です。
口元がポカンとなっているお子さんから、ご高齢の方まで、あいうべ体操を行うと口呼吸の改善や口腔周囲筋の筋トレとなり、口の機能の維持・改善が期待できます。

口がポカンとなっている状態だと、口呼吸を行っています。

口呼吸を続けると、口が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まったり、歯列不正や睡眠時のいびき、咀嚼(そしゃく)機能(かむ機能)低下などの原因となります。

舌の機能が低下すると、嚥下(えんげ)機能(のみこむ機能)の低下につながり、誤嚥しやすくなります。舌や口の周りの筋肉が協調して機能することえ、咀嚼や嚥下は行われるので、口の周りの筋肉の維持、筋トレが全身の健康にとっても大切になります。

あいうべ体操を行うと、口の周りを大きく動かすことで口を閉じた状態で鼻呼吸を行いやすくし、口の機能や環境の改善する効果が期待できます。

あいうべ体操は、「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」と口と舌を動かすだけの簡単な体操です。日常的には動かさないところまで筋肉をしっかりと動かすことを意識してください。声は出しても出さなくてもかまいません。

口腔周囲筋をしっかりと鍛えるために、口を大きく開けたりしっかりと唇をすぼめたり、各動作をより大きく、ゆっくりと行
うことがポイントです。
10回を1セットとして、1日3セット行うと効果的と考えられています。

毎日の習慣に取り入れることで、口呼吸によるリスクを減らし、むし歯や歯周病の予防、歯列不正の予防、食事中のむせの予防、誤嚥性肺炎の予防が期待されます。口の中の健康増進とオーラルフレイル(口の中の機能低下)を防止し、口の健康から全身の健康に繋げてもらいたいです。

 

ぜひ、今日からあいうべ体操を始めてみてください!!

住岡歯科医院では、舌圧検査や口唇圧検査をおこなっております。

舌圧検査とは、舌の力を測定する機器を用い、小さなバルーンを舌と上顎で挟んで押しつぶすことにより、舌の力を測定する簡単な検査です。

口唇圧検査は、唇を閉じた時の力を測定する機器を用い、唇でくわえた器具と引っ張り合いをすることで、口唇閉鎖力を測定する簡単な検査です。

舌圧低下や口唇圧低下は、口腔機能低下症、口腔機能発達不全症となることが多く、口腔機能、全身の健康状態の低下に直結します。あいうべ体操を積極的に行い、また、プラスアルファのトレーニングを行うことで、改善が期待できます。

むし歯や歯周病はもちろんですが、歯や歯茎以外のお口の中の健康状態が気になる方も、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。

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