ブログ
学校歯科検診後の質問事項
口の変化
こんにちは。住岡龍一です。
今年から、学校歯科検診後に加茂小学校、恭仁小学校の学童の子たちから、口の中の気になることを質問してもらうことにしました。歯磨き指導も含めて何回か小学校には行くので、口の中に興味を持つ子が増えてくれると嬉しいです。
何通か気になることの質問をもらったので、ブログ上でも回答した内容を掲載します。
加茂小の5年生からの質問
なぜ、人の歯は生え変わるのですか?
返事内容
人間は、赤ちゃんの頃の顎の大きさは小さいですが、成長するにつれて顎の骨も体と共に大きくなります。できるだけ早い時期から噛んで、栄養をしっかりとり大きく成長したいため、体の中の食べる準備が整う生後6ヶ月ごろから歯が生える必要があります。
赤ちゃんの時に生える歯は、準備する時間が短いため、硬いものを何十年も噛み続けられるような強い状態まで成長させることができません。そのため、まずは、乳歯を生えさせ、体の成長と共に強い永久歯を歯茎の中で育ててから生える必要があります。
6歳ごろから、顎の大きさに合わせて、弱い歯である乳歯がぬけ、永久歯に生え変わります。人間は進化の過程で、乳歯と比べて、より大きい硬い永久歯が生え、歯の本数も奥の方に増えることができるようになりました。永久歯は何十年間も、食べ物をしっかり噛むことができるので、1回だけ生え変わるだけで十分となったようです。
歯科医院でレントゲン写真を撮ると、歯茎の中で育っている永久歯の卵を確認できます。永久歯があるか気になるなら、歯科医院で相談してください。
他にも色々と質問をもらい学校には返事をしています。そのうち、手元に届くのではないでしょうか。
口の中で気になることがあれば、歯科医院でも聞いてください。