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歯茎からの出血、糖尿病の方は治療が必須です
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むし歯、歯周病について
厚生労働省による実態調査によると、30代以上の3人に2人が歯周病です。
歯周病は、歯の周りの組織の炎症です。軽度の時は、全身への影響は少ないですが、中程度くらいに進みだすと、炎症の表面積の範囲としては、手のひら以上になると考えられています。
糖尿病は、予備軍を含めると、日本人の6人に1人が罹患している病気で年間15万人ずつが今後増加していくと考えられています。
ヒトは、食べ物を食べた時に、糖分を小腸で吸収します。その時にインスリンが作用し、糖分をエネルギーに変換し、体がうまく動けるようになります。
糖尿病は、インスリンが足りなくなったり、効果が低くなったりすることで発症する病気です。
1、インスリンが不足すると、血液内が糖だらけになす
2、糖が多いと、血管内で、活性酸素が作られ、血管が破壊されやすく脆くなる
3、酸素や栄養素、免疫細胞等が、体のすみずみまで届かなくなり、自覚症状が出始める
手足の痺れ、頻尿、多汗、喉の渇き、感染しやすい
4、糖尿病性神経症、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症に繋がる
糖尿病の方は、血管が脆くなることで、歯茎の隅々まで、防御細胞が行き渡らなくなることや、歯茎の修復機能が高血糖状態では低下するため、歯周病菌への抵抗ができなくなり、歯肉炎から歯周病が進みます。
歯周病の方は、手のひら分の炎症状態が歯の周りにできていると、そこで歯周病菌が作り出す内毒素が多量に産生されます。その内毒素がインスリンの活性を低下させ、糖尿病を悪化させてしまします。
糖尿病を悪化させないためにも口の中の不潔度を下げる必要があります。
糖尿病の方は、感染しやすいので、糖尿病でない方よりも口腔ケアには気をつけないと、歯周病が進みやすくもなります。
糖尿病の方は、とにかく毎日の歯磨きで今まで以上に長く磨いてもらいたいです。使用していなければ歯間ブラシやフロス等の補助器具も必須です。さらに、洗口液の使用もお勧めします。
気をつけて磨いていただいていても、家庭での歯磨きでは届かないところで歯周病菌は増えてきてしまうので、歯科医院での口腔ケア・歯石とりも必須です。
糖尿病かも?と思っている方で。歯茎からの出血がある方は、ぜひ、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。