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根管治療・・・?歯の神経をとる??
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むし歯、歯周病について
こんにちは。住岡龍一です。
むし歯は、もともと口の中にいるむし歯菌(ミュータンス菌やソブリヌス菌、乳酸菌など様々です)が増えすぎると進む病気です。
むし歯が進行し、むし歯菌が歯の神経と呼ばれている歯髄まで入り込むと、強烈な痛みや歯茎・頬の腫れを引き起こします。
痛み・腫れはしばらく経つと落ち着くこともありますが、むし歯をそのまま放置しておくと数ヶ月後には抜歯せざるを得ない状態になることもあるため、歯の神経の治療である「根管治療」が必要となります。
根管治療とは、歯の中の方に入り込んだ細菌と細菌に感染しているむし歯や神経を取り除き、再び安定化させる治療です。
歯根の形態や根管の形は人それぞれ全く違います。98%の根管は湾曲し、木の根のように途中で分岐しているため、湾曲や分岐に合わせて細菌を除去することが必要な、非常に難易度の高い治療になります。
また、細菌を除去した後、体の免疫反応が起こり、歯や歯茎、骨の状態が安定するかまで見届けないといけない治療になります。疲れ・ストレス・全身疾患等にもより、治り方が変わります。
そのため、根管治療は細菌を毎回除去し、体の反応の経過をみながら、根気よく丁寧に処置を行う必要があるため、回数がかかります。
体の反応が治る方向で起きてくれると、最終的に消毒、根管内にお薬を入れ、長期的に安定化するように進めていきます。
歯の内部は非常に弱く脆い組織なので、痛みがなくなった後、治療を中断してしまうと、歯の寿命は間違いなく短くなってしまいます。数年間放置した場合は、多くの場合、抜歯になってしまいます。抜歯にならなくても被せ物を入れた後、長持ちはしにくくなります。
根管治療は、歯の中の神経や感染部分を除去する治療で、歯を長持ちさせるためには、最も大事な治療と考えています。
不幸にも歯を失うことになった場合の治療法は様々ありますが、ご自身の元々の歯で食べられることに勝るものはありません。
1本1本の歯を大切にしたいという思いで、日々の診療を行っています。
根管治療後は完治したわけではなく、落ち着いた、安定した状態です(元々の生まれ持った歯に戻るわけではありません)。
歯が弱った原因は大抵の場合、治療中、治療後、変えられていません。(歯磨きの行い方、噛み合わせ、食事習慣等によりむし歯や歯周病が進みました)
根管治療を行う必要が出てしまった場合、その後一番大切になってくるのは、定期的な歯のクリーニングとその歯の経過観察です。
ご自身の大切な歯をできるだけ長持ちするようにお口の健康を守りたいと思って、治療計画を考えています。
歯を守る習慣を一緒に確立していきませんか??
歯を長持ちさせるための治療や、歯のクリーニングは、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。