こんにちは。住岡龍一です。

歯周病。聞いたことあるけど、結局どんな病気で、どうなるのかについて、今回は解説します。

歯周病は、歯と歯茎の境目にたまった汚れ（歯垢、プラーク、バイオフィルムのこと）の中で、歯周病菌が作り出す毒素により、歯茎に炎症（赤くなったり腫れたり）が起こり、そのまま進行していくと、歯を支える骨（歯槽骨しそうこつ）が溶けてしまい、歯がグラグラになっていずれ歯が抜けてしまう病気です。

30代頃から進行し始めることが多いですが、遺伝的な要因により10代でも進行する方もいます。

小学生から歯肉炎が続く方は要注意です。全く磨けていない方は別ですが、ある程度磨けているにもかかわらず、歯肉炎が続いてしまっている方は、原因の歯周病菌が作り出す毒素がかなり強く、歯茎や骨が負けやすいためです。

歯磨きで100%むし歯菌や歯周病菌をいなくすることはできません。

ほんの少し残っている歯周病菌の毒素に負けてくるようであれば、その後もずっと負け続けるからです。

中学生くらいまでは歯科医院で残存毒素を減らすような処置を続けられても、高校生以上になると、忙しくなり来院できなくなる方が多いです。そのまま放置していることが続くと、骨の吸収がは進み始めます。

歯肉炎〜歯周病の初期では、歯磨きの時に出血するくらいの症状のことがほとんどなので、気にされない方もいらっしゃいますが、歯周病はサイレントディジーズ（静かな病気）と呼ばれ、気付かないうちに進行しやすい病気の一つです。

歯がグラグラで食べにくい、臭いがする、歯茎が腫れやすくなる等の症状が出ると、歯を支える骨の吸収が進み、抜歯せざるを得なくなる方もいらっしゃいます。

歯周病は予防できる病気です。

患者さん一人一人にあう、歯周病が進まなくなるようなホームケア＋歯科医院での歯周治療について、一緒に考え歯をできるだけ守る習慣を作っていきましょう。

歯周病について、気になる方は、木津川市　JR加茂駅前　住岡歯科医院までご相談ください。