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子どものおやつとむし歯の関係?ゴールデンウィークは気をつけてください!

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むし歯、歯周病について

小児歯科、矯正歯科について

こんにちは。住岡龍一です。

一度にたくさんのご飯を食べられない子ども。おやつは栄養を補う食事の一つとなりますが、おやつはどういう風にあげるとむし歯になりにくいのでしょうか。身体と歯の両方ともの健康面でバランスが良く、むし歯になりにくいおやつはどんなものでしょうか。

歯はエナメル質という鎧のような組織で表面を取り囲まれており、むし歯菌の作る酸に抵抗し、歯を守っています。子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)と比較すると鎧であるエナメル質が薄いため、むし歯になりやすいです。また、永久歯の生え始めのころも、エナメル質が硬くなりきっていないため、むし歯になりやすいです。

だらだらちょこちょことおやつを食べたりジュースを飲んだりしていると、口の中のむし歯菌にとっても栄養分が豊富にある時間が長くなるため、むし歯菌は増えやすい状態となります。特にゴールデンウィークや夏休みなどで家にいる時間が長くなると、ついついおやつを食べる事が多くなりがちになり、むし歯菌は増え、歯を溶かす酸を作りやすい状態になり、むし歯になるリスクが高まります。

おやつについての歯科医院からの注意点・・・

むし歯菌が増えにくくするに、おやつは時間を決めて1日1回が望ましいです。おじいさん、おばあさんに面倒をよくみてもらっていると、祖父母の家でもお菓子を食べ、家でもお菓子を食べてしまう子どももいるので、注意が必要です。チョコレート、飴、キャラメル、ケーキ、ジュースの頻度を減らし(週末のみなど)、乳製品、果物、せんべい、クラッカー、スルメなどお口の中に甘さが残らないものにしてください。また、ジュースよりお茶、水にしてください。3歳までに味の好みが決まるといわれているため、甘いお菓子やジュースの頻度が高いと、甘味嗜好となり、むし歯のリスクが高い口になってしまいます。

一番目の子どもよりも、二番目、三番目の子どものむし歯の頻度は圧倒的に高い傾向にあります。一番目の子どもがお菓子を食べるときに、弟妹にも同時に与えてしまうのが親心。より早くからお菓子を食べている事が多いため、むし歯のリスクの高い口になってしまっているのです。

おやつを食べてもむし歯にならないように、1日の最後には、大人の方が必ず仕上げ磨きを行ってください。おやつがむし歯の原因とならないように大人が注意してあげましょう。気になる事があれば、お気軽に住岡歯科医院までご連絡ください。

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