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白いかぶせ・・・??〜セラミックやジルコニア冠について〜

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むし歯、歯周病について

こんにちは。住岡龍一です。

セラミックやジルコニアの被せものって保険のかぶせものと何が違うのだろう?とお思いの方もいらっしゃると思います。

健康保険が適応されない自費診療は、全額が自己負担となるため、3割負担の白い前歯や銀歯との値段の差が大きく、非常に高額な印象を受けるかと思います。保険のかぶせは高いものでも入るときに、7千円あればお釣りがくるくらいです。

自費診療の被せものは、美しさと耐久性において、保険の被せものよりも優れた素材を選択することができ、劣化しにくく被せた当初のキレイさを持続できることが利点となります。

セラミックは、陶器と同じ材質であり、お茶碗と同じように何年経っても光沢は失われません。表面がツルツルのため、プラーク(歯垢)は付きにくく、さらに精度も高いため、被せものと歯の境目の虫歯も出来にくいため、歯を長持ちさせることが出来ます。プラークの付きやすさは、保険の被せものと比較して20%以上下がるといわれています。

当院では、自費診療の白い被せものとしては、e-max(イー・マックス)、ジルコニアセラミッククラウン、メタルボンドをオススメしています。

e-maxは「empress max」(エンプレスマックス)と呼ばれるもので、ニケイ酸リチウムガラスセラミックを主成分にしたセラミックの種類です。透明感が高く、色調がとてもキレイで、天然歯と同じくらいの色調を再現できるのが特徴です。「審美性」「耐久性」を兼ね備えており、表面もツルッとしているため細菌もつきにくいです。また、e-maxは、天然歯に近い硬さであるため、ジルコニアのみの素材となるジルコニアクラウンと違い硬すぎないため、ご自身の歯を傷める可能性が低いということです。前歯でも奥歯でも問題なく被せられるケースがほとんどです。前歯は10万円(消費税別)で、奥歯は8万円(消費税別)となります。

ジルコニアは、人工ダイヤモンドに使用される二酸化ジルコニウムであり、硬くて強度があるのが一番のメリットになります。ジルコニアセラミッククラウンは、ジルコニアフレームに技工士さん(職人さん)がハンドメイドでセラミックを盛り、天撚歯に近い歯を作り上げます。ジルコニアフレームは強度が強いため、ブリッジにも応用できます。前歯は12万円(消費税別)で、奥歯は10万円(消費税別)となります。

メタルボンドは、昔からあるセラミックの被せものです。歯に合うように金属のフレームを鋳造し、唇側も内側もある程度までセラミックで覆われている被せものとなります。鋳造した金属のフレームに、技工士さんがハンドメイドでセラミックを盛り、天然歯に近い見た目を作り上げます。ジルコニアと違い、金属のフレームを用いているので、表面が欠けたりすると金属部分が見えてしまうことがありますが、長い歴史がある被せものなので、問題は起きにくいと考えています。前歯は10万円(消費税別)で、奥歯は8万円(消費税別)となります。金属アレルギーの方やアレルギー体質の方は他のものをオススメします。

不幸にして虫歯や交通事故で被せものを入れる必要が出てきた時には、保険の被せものか自費診療のものかを考えていただく必要があります。ただ、何よりもキレイなものは、元々のご自身の歯です。ご自身の歯を長持ちさせるためには、虫歯菌と歯周病菌の感染のリスクを下げるために、口腔ケアが必要になります。ご自身の歯で一生涯困らずに食べ続けられるように、予防歯科をはじめませんか?

セラミックやジルコニアについて、ご興味がありましたら、お気軽に木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。

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