ブログ

ご自身に合った虫歯の対策・・・?

ブログ

むし歯、歯周病について

こんにちは。住岡龍一です。

 

むし歯(虫歯)がてきてしまったのは・・・きっちりと磨けてなかったため?・・甘いものを食べすぎたせい?・・歯みがきをせずに寝てしまったことあったかな?

色々と思い当たることはあると思います。今回は、むし歯ができる原因について知っていただけたらと思います。

 

むし歯は、

◯ 患者さんの体質(歯の強さ、唾液の質、唾液の量)

◯ 虫歯菌の量(歯に歯垢(プラーク、バイオフィルム)が残存)

◯ 食べ物(糖分の量、回数)

の3要素に、「時間の経過」が加わって出来ると考えられています。

 

虫歯菌(主にミュータンス菌)は、歯の表面にプラーク(バイオフィルム、排水溝のぬめりみたいなもの)を作り出し、その中で糖分・デンプンから歯を溶かす酸を作り出し、歯を溶かして虫歯を作ります。甘いお菓子だけでなく、ご飯やうどん、ポテトチップスなどを食べてたあと、歯みがきをしないとむし歯はできてしまいます。

 

歯が強くて、唾液もたくさん出て、虫歯菌が弱ければ、甘いものをたくさん食べても多少磨かなくても、むし歯にならない方がいらっしゃいます。反対に、きっちりと磨けていらっしゃるのに、虫歯菌が強すぎて、歯が弱い方は、甘いものを食べるとすぐにむし歯ができてしまう方もいらっしゃいます。

 

 

むし歯がよくできてしまう方(むし歯のリスクが高い方)は、何をするとむし歯になりにくくなるのでしょうか。

患者さんの体質(唾液の質)は、もともとお持ちのところなので変えられません。歯質の弱さは、フッ素を応用してやることで改善する可能性があります。1450ppmという高濃度のフッ素入り歯磨き粉やフッ素洗口液を積極的に用いると、歯の表面が強くなります。また、唾液の量は、よく噛んで食べるもしくは唾液が出るようにマッサージをするとたくさん分泌されるようになります。

 

お口の中の虫歯菌の量は、定期的に歯科医院で歯石とりを行うことで歯の表面をツルツルにして、虫歯菌が残りにくくすることが大切です。その上で日々の歯磨きを行うことで虫歯菌の量を減らすことができます。また、寝る前に甘くなくてもお茶や水以外の飲み物・食べ物は厳禁です。食べたり飲んだりした後は、必ず歯磨きを行い、歯の表面にこびりついた虫歯菌を減らしてから寝るようにお願いします。

 

最後に、食べ物に関してです。強い虫歯菌が好むのは砂糖(スクロース)なので、糖分の摂取量、摂取回数は減らすほうがむし歯のリスクは格段に下がります。お子さんに関しては、間食の回数をコントロールして、ジュースも与えすぎないようにお願いします。

 

むし歯になる原因は、人それぞれ組み合わせが異なります。ご自身にあったむし歯対策を行いましょう。むし歯(虫歯)について、どんなことでもお気軽に木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。

Page Top